悩みある者が集う『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』

古内一絵著の『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』。

ある街の裏路地でドラァグクイーンのシャールが営むお店での話です。

昼間はファッション店で、深夜に毎日ではありませんが、賄いカフェ・マカン・マランを経営していました。

ドラァグクイーンって何って思われた方は多いと思います。男性なのに女性の姿でパフォーマンスする人のことらしいです。

オカマとは違うようです。

このお店には、悩みを抱えた人たちが集ってくるのです。

その悩みをシャールは解決してくれるのです。

早期退職者となってしまった塔子。

偏食問題のある璃久。

下請けプロダクションの契約ライターさくら。

いろんな人がこのお店にはやってきます。

もとろん、常連さんもいます。

そして、一緒に働くジャダの話もあります。

シャールは、本当に人柄がよくて人を惹きつける不思議な力があるのです。

自分を飾らない人だからかもしれません。

親身に相談事を聞いてくれるからかもしれません。

素敵な人なのです。

もしも、私の近所にこんなお店があったのなら通ってしまうかもしれません。

それくらい魅力的な場所なのです。

それに出て来る料理も美味しそうです。食べてみたいと思ってしまいます。

みんなの憩いの場所といえるシャールのお店も不動産屋から売るようにとの話があるのです。

絶対に売ってほしくはないと私は思いました。

物語ですが、私の頭の中では実際にあると錯覚してしまうくらい惹き込まれました。

この物語は、人生の機微を感じられる素敵な物語でした。

是非、この物語の世界に立ち寄ってほしいと思います。