I met a boy.父の日に、バンビ公園で

27歳の落ちこぼれサラリーマン篠崎浩平がバンビ公園という場所で一人の少年と出会い、そこから話は広がっていきます。

少年と出会ったその時の主人公は、落ちこぼれで自分を卑下し、またそんな自分を誇れるような状態ではありませんでした。

バンビ公園で出会ったその不思議な少年を通して、自分と向き合い直してみる話です。

本を読んだ当時、主人公と同い年でした。

自堕落で不摂生な日々を送り、そこに疑問は抱かないが満足もしていない自分と重なる部分がありました。

子供の時は、大きくなったら何になると夢だけは大きく、何にでもなれると信じていました。それが大人になるにつれて現実を知り、できないことの方がだんだんと増えてきました。そういう人は私に限らず多いことでしょう。

この本はストーリーもしっかりとしており面白く、ちょっと現状に満足できていない時に自分の心の声に気づくキッカケをくれると思います。

自己啓発本が苦手な人でも気軽に読めます。

社会人になって何かが違うと悩んでいる人にはオススメです。

ある程度年齢のいった方や、とくに定年後に燃え尽き症候群になっているお父さんたちにも、さりげなくプレゼントしてまた何かにチャレンジしてみようと思ってもらえるんじゃないでしょうか。

誰かのせい、環境のせいだと嘆いていても、いつまでたっても自分を取り巻く世界はかわりません。自分から変わっていくことは簡単じゃないかもしれませんが、一歩を踏み出す勇気をもらえます。